PDFをオフラインで圧縮する(Mac・無料・劣化を選べる)
「メールに添付できないので圧縮したい。でも社外秘だからWebツールにはアップロードできない」——この定番の板挟みを、Macの中だけで解決する方法です。
Macの標準機能で困る理由
プレビュー.appにも「ファイルサイズを減らす」(Quartzフィルタ)はあります。ただしこのフィルタは画像を一律に強く再圧縮するため、文字がにじむレベルの劣化がよく起き、品質の調整もほぼできません。この不満は昔から知られていて、圧縮単機能の有料アプリ($19.99など)が成立しているほどです。
PDFが重い本当の理由は2つ
PDFのサイズの大半は、ほとんどの場合この2つです。
- 過剰な解像度の画像 — スマホ撮影やスキャンの画像は、紙面での表示サイズに対して必要以上に高解像度なことが多い
- フォントの全埋め込み — Officeから書き出したPDFは、実際に使った文字が数百字でも日本語フォント全体(数MB)を埋め込みがち
オンラインの圧縮サービスが高い圧縮率を出せるのは、この両方を処理しているからです。Fubakoは同じ2つの処理をローカルで行います。画像はページ上での実際の表示サイズから必要十分な解像度を計算して縮小し、フォントは実際に使われている文字だけのサブセットに置き換えます。
実測例
| 文書の種類 | 結果 |
|---|---|
| スキャンPDF(画像主体) | プリセットに応じて -25% / -59% / -82% |
| フォント全埋め込みの書類(Office系書き出し) | 最大 -88%(オンライン大手と同等の削減率を確認) |
| すでに最適化済みのPDF | ±0%(元のまま維持。無理に劣化させない) |
壊さないための安全装置
圧縮は「小さくなったが壊れていた」が一番困ります。Fubakoは書き出しの前に、圧縮結果を元のPDFと機械的に照合します。
- 全ページのテキストが元と完全一致すること(検索性・コピーの保全)
- 描画結果を比較し、見た目が大きく変わったページがないこと
- 1バイトでも大きくなる場合は元ファイルを採用(サイズ増加ゼロ保証)
検証に通らなかった最適化は自動で破棄されるため、「圧縮したら図が消えた」という事故が起きない設計です。
処理はすべて端末内で完結します。Fubakoはネットワークへアクセスする権限そのものを持たないため、機密書類も安心して圧縮できます。外部セキュリティ監査済み。
使い方
- FubakoでPDFを開き、ツールバーの「圧縮」を押す
- 品質(高画質/標準/最小サイズ)を選ぶ
- 保存先を選ぶと「2.4 MB → 380 KB(-84%)」のように結果を表示
よくある質問
元のファイルは残りますか?
圧縮は別ファイルへの書き出しです。元のPDFは変更されません。
電子署名付きのPDFは?
内容を書き換えると署名の検証が無効になるため、署名を検出した場合は書き出し前に警告します。
フォームや注釈は保持されますか?
入力フォームを含むPDFではフォントの置き換えを自動でスキップし、壊れやすい要素には触らない方針です。