PDFをローカルでExcelに変換する(Mac・無料・アップロード不要)
取引先から届く請求書・見積書はPDF。集計はExcel。この間を埋める変換を、書類を1バイトも外に出さずに行う方法です。
「PDF Excel 変換」で出てくるのはWebサービスばかり
検索上位の変換サービスはほぼすべてWeb型で、ファイルをサーバーへアップロードして処理します。請求書や見積書は金額・取引先・口座情報を含む機密書類です。社内規程で外部アップロードが認められない書類なら、Web型は選択肢になりません。かといってAcrobat Proをこのためだけに契約するのも大げさです。
Fubakoの変換 — 何ができて、何ができないか
Fubakoは、Appleが macOS に搭載した文書認識エンジン(Vision)で表を構造として検出し、依存ライブラリなしの自前エンジンで .xlsx に書き出します。誇張なしに、対応範囲を先に示します。
| 対象 | 対応 | 備考 |
|---|---|---|
| 罫線のある表(請求書・見積書・明細書など) | ○ | セル結合(縦・横)も再現 |
| スキャンPDFの中の表 | ○ | OCRでセル内容を読み取り |
| 複数ページにまたがる表 | ○ | 1枚のシートに連結 |
| 数値・金額 | ○ | 桁区切りを数値として出力(集計可能)。¥の誤認識も補正 |
| 罫線のない表(スペース整列のみ) | × | 表構造を検出できないため非対応と明記 |
対応環境: PDF→Excel変換は macOS 26 (Tahoe) 以降で利用できます(Appleの文書認識APIを使用するため)。Fubakoのその他の機能(OCR・結合・圧縮・透かし)は macOS 14 以降で動作します。
レイアウトの再現方針
変換結果は既定で元のPDFの見た目に近い1枚のシートにまとめます。表と表の間の文章も document 順に配置されるため、「どの表がどこにあったか」を探し回る必要がありません。表ごとに別シートへ分ける出力も選べます。
使い方
- FubakoでPDFを開き、「書き出し」から Excel (.xlsx) を選ぶ
- レイアウト(1枚のシート/表ごとにシート)を選んで保存
- NumbersでもExcelでもそのまま開けます
よくある質問
精度はどのくらいですか?
罫線のはっきりした帳票では、セルの構造・内容ともに実用精度です。傾きの大きいスキャンや低解像度の画像では精度が下がります。変換はローカルで数秒なので、まず手元の書類で試すのが確実です。
数式や書式は変換されますか?
変換されるのは値と表の構造(セル結合を含む)です。PDFには数式の情報が残っていないため、数式の復元はどのツールでも原理的にできません。
本当に通信していない証拠はありますか?
Fubakoはネットワークアクセスの権限(entitlements)を持たずに署名されており、macOSのサンドボックスが通信を構造的に禁止します。署名内容は codesign コマンドで誰でも確認できます。